夜中や朝方に体調が悪くなるのはなぜ?不安・動悸・ふらつきの原因【自律神経】

Why You Feel Worse at Night or Early Morning — Autonomic Nervous System Rhythms Explained


【結論】夜中・朝方は、1日の中で最も「不調を感じやすい時間帯」

夜中や明け方に、

  • 理由もなく不安になる
  • 心臓の鼓動が気になる
  • 息苦しさを感じる
  • 立ち上がるとフラつく

こうした症状が出やすいのは、気のせいでも、弱っているからでもありません。 この時間帯は、自律神経・血圧・体温のすべてが1日の底に近い状態になるため、 体の変化を最も強く自覚しやすいのです。


自律神経には「1日の波」がある

私たちの体は、24時間ずっと同じ調子ではありません。

  • 日中:交感神経が優位(活動・緊張)
  • 夜間:副交感神経が優位(休息・回復)

問題が起きやすいのは、この切り替えの境目です。

特に不安定なのが「夜中〜明け方」

この時間帯は、

  • 血圧が最も低い
  • 心拍数も低下している
  • 体温が1日の最低値

という条件が重なります。 つまり少しの揺らぎでも「大きな不調」として感じやすい状態です。


なぜ不安や動悸が強くなるのか

① 静けさが「体の音」を増幅する

夜中は外からの刺激が減ります。 その分、鼓動・呼吸・違和感といった内側の感覚に意識が集中します。

普段なら無視できる感覚が、 「何かおかしいのでは?」と不安につながりやすくなります。

② 脳が過去の不安を拾いやすい

夜中や明け方は、理性的な思考よりも 感情や記憶を司る部分が優位になりやすい時間帯です。

そのため、過去の体調不良や嫌な記憶が、 理由なく浮かび上がることがあります。

③ 自律神経が「切り替え途中」

完全に休息モードでも、活動モードでもない。 この中途半端な状態が、動悸・不安感として現れます。


危険な症状との見分け方

心配が少ないケース

  • 時間帯がほぼ決まっている
  • 横になると落ち着く
  • 朝が進むにつれて軽くなる

医療相談を考えた方がよいケース

  • 強い胸痛・呼吸困難
  • 片側のしびれ、ろれつ障害
  • 日を追うごとに悪化している

夜中・朝方を少し楽にするために

① すぐ起き上がらない

目が覚めても、まずは深呼吸。 体を「昼モード」に慣らす時間を作ります。

② 暗闇を作りすぎない

豆電球や間接照明があるだけで、 不安の増幅はかなり抑えられます。

③ 「この時間帯だから」と理解する

理由が分かるだけで、 交感神経の過剰反応は自然に下がります。


あとがきコラム|この時間に弱くなるのは普通です

夜中・朝方に体調が揺れるのは、 誰にでも起きる、生理的に一番不安定な時間帯だからです。

異常ではありません。 体が一生懸命、1日を切り替えようとしているだけです。

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