刀剣研ぎを学びたい方へ。本ページは、
刀剣研ぎを自分で理解し、実施したいと真剣に考えている方のための
出張個別指導(マンツーマン講座)のご案内です。
独学で不安を感じている方、刀剣研ぎ教室を探している方、
安全に研ぎの全工程を理解したい方向けの専門技術指導です。
いわゆる教室・体験講座・趣味講座ではありません。
本指導は、日本文化財修復保存会の方法論に基づき、
講師が受講者のもとへ出向いて行う出張型・マンツーマンの個別技術指導です。
刀剣研ぎ出張講座の対象者
- 弟子入りや長期拘束は現実的ではない
- 高価な砥石や専用設備を揃える余裕がない
- 腰・体力に不安があり、無理な研ぎは続けられない
- 独学で触るのが怖く、判断基準を知りたい
- 一部だけでなく、研ぎ全体の流れを理解したい
※ 伝統的な徒弟制度を否定するものではありませんが、
現代の生活環境・身体条件に合った別の学び方として設計しています。
刀剣研ぎ個別指導の特徴
- 高価な砥石・特殊設備を前提としません
- 工夫と合理性によって、比較的安価な道具構成で成立させます
- 腰や体力への負担が少ない方法です
- 太刀・脇差・短刀・十文字槍まで応用が可能です
「誰でも簡単にできる研ぎ」を目的としたものではありません。
制約のある現実条件下でも、壊さず・無理せず・再現できる研ぎを目的としています。
剣研ぎ講座の工程内容
以下を一連の流れとして指導します。
- 研ぎ全体の構造と完成像の理解
- 使用する道具の意味と役割
- 基本的な研ぎの進め方
- 内曇り石の使い方・準備・手入れ・使い分け
- 地艶の考え方
- 刃取りの考え方と実際
- ぬぐい・液の作り方(安価で再現可能な方法)
- 特殊道具を用いないナルメの方法
- 事故・失敗を避けるための判断基準
※ 工程の一部のみ(例:内曇だけ・ナルメだけ)の指導は行いません。
研ぎは全体構造を理解して初めて安全に成立するためです。
対象となる刀剣(必須条件)
- 明確に赤錆が発生している刀剣
- 赤錆に覆われているもの、または進んでいても、荒砥までのもの
※ 赤錆がない場合、備水・名倉の工程が成立しません。
※ 古研ぎ程度の刀剣は対象外とします。
(内曇・地艶・ナルメの前にこの工程を理解することは作業の必須なのです。)
※ 平造り短刀の場合、ナルメの指導は行えません。
※ 素材・形状により、学べる範囲は異なります。
※ 事前に錆落としが行われている場合には、講座の進捗は早くなることがありますが、荒砥が分かる状態のものに限ります。。
期間について
- 通常、最低3日以上を要します
- 刀剣の状態・形状により、さらに日数が必要となる場合があります
- 1日のみという対応も可能ですが、その場合は大方、研ぎの前半工程で終了となります
講師について
・十文字槍も含めて150振の実作業経験
・文化財関連活動
・日本文化財修復保存会 主宰
講師の修復実績【ごく一部】
本指導は、理屈だけの説明ではなく、実作業に基づく判断基準と手順を共有することを重視しています。
修復・研磨に関する実績は、以下のページにまとめています。
※ 実績ページでは、作業の種類・状態・工程の考え方などを随時整理しています。
刀剣研ぎ指導の料金
1日:100,000円(税込)
交通費・宿泊費が発生する場合は別途実費
※ 半日・時間単位での対応は行いません。
支払い・条件について(重要)
- 原則:前金制
- 延長の場合は、延長分を現金にて前渡し
- 受講者都合による途中切り上げ・中断・キャンセルの場合でも返金はできません
本講座は、内容・工程・期間を事前に確定したうえで実施する
専門的な個別技術指導です。
その性質上、
入金後の条件変更・指導内容の変更・工程の追加や削除には対応できません。
また、講座実施中における料金の再交渉、進行方法への指示には一切対応いたしません。
よくある質問(FAQ)
Q. 独学経験者でも受講できますか?
可能です。ただし伝統的な方法ではなく、日本文化財修復保存会で用いるオリジナルな方法
となりますので、講座の後により良い方法を取り入れられれば良いと思います。
Q. 砥石は事前に購入が必要ですか?
必要ありません。指導内で持参します。
また、安く手に入れる方法も教えます。
Q. 全く経験がありませんが大丈夫ですか?
問題ありません。その方が、かえって理解と上達が早いかもしれません。
Q. 赤錆の判断基準が分かりません。
写真確認で事前判断します。
記録(録音・撮影)について
講座内容の確認および記録、トラブル防止を目的として、
講師側にて録音または撮影を行う場合があります。
これらの記録は講座運営および内容確認の目的にのみ使用し、
第三者への公開や受講者の不利益となる利用は行いません。
なお、受講者による無断録音・無断撮影は認めていません。
本指導の位置づけについて
- 本指導は、プロの研ぎ師になれることを保証するものではありません
- 自分で安全に出来る範囲を理解することを目的としています
講師と並行して実作業を行い、判断基準・重要点をすべて共有するため、
再現性は非常に高い内容です。
お申し込みについて
本指導は常時募集ではありません。
条件確認・事前面談・同意事項をご了承いただける方のみ、個別に対応します。
ご相談をご希望の方は、
対象刀剣の状態が分かる写真を添えて、メールにてご連絡ください。
※ 内容を十分にご理解いただけない場合は、お受けできないことがあります。