Why silicone kitchenware resists odors better than plastic
シリコン製の保存容器や調理器具。
使っている人なら、
「あれ?あまり臭わないな」
と感じたことがあると思います。
同じように使っているのに、
プラスチック製品とは、
明らかに違う。
これは気のせいではありません。
シリコンとプラスチックは、そもそも別物
まず大前提として、
シリコンはプラスチックではありません。
見た目や柔らかさは似ていますが、
素材の正体はまったく違います。
- プラスチック:石油由来の有機高分子
- シリコン:ケイ素(砂)由来の無機系素材
この違いが、
臭いの付きやすさに直結します。
臭いが残る最大の原因は「吸着」と「侵入」
臭いの正体は、
空気中や食品中の揮発性成分です。
プラスチックは、
分子構造に柔軟性があり、
臭い成分が内部に入り込みやすい。
一度入り込むと、
洗っても完全には抜けず、
乾燥後に再び表面へ戻ってきます。
シリコンが臭いにくい理由① 分子構造が安定している
シリコンは、
シロキサン結合という、
非常に安定した構造を持っています。
この構造は、
- 熱に強い
- 化学的に安定
- 分子の隙間が小さい
そのため、
臭い成分が内部に入り込みにくい。
シリコンが臭いにくい理由② 油と相性が悪い
プラスチックは、
油と相性が良く、
親油性が高い素材です。
一方、シリコンは、
油を引き寄せにくい性質を持っています。
その結果、
- 油膜ができにくい
- 臭いの元が残りにくい
という違いが生まれます。
シリコンが臭いにくい理由③ 耐熱性が高い
シリコンは、
高温に強い素材です。
そのため、
- 熱湯消毒
- 食洗機の高温洗浄
が安心して使えます。
高温は、
油や臭い成分を動かし、
外へ追い出す効果があります。
それでもシリコンが完璧ではない理由
ここは正直に書きます。
シリコンも万能ではありません。
長期間、
- ニンニク
- スパイス
- 魚介系
こうした強い臭いに触れていると、
表面に臭いが残ることはあります。
ただし、
内部に染み込むことはほぼありません。
臭いが付いたときの正しい対処法
シリコン製品に臭いが付いた場合、
以下の方法が効果的です。
- 重曹+お湯で浸け置き
- 煮沸(耐熱表示を確認)
- 日光に短時間当てる
表面の臭い成分が分解・揮発し、
元に戻りやすいのが特徴です。
なぜ最近シリコン製品が増えているのか
シリコン製品が増えた理由は、
単なる流行ではありません。
- 臭いにくい
- 劣化しにくい
- 安全性が高い
生活のストレスを減らす素材
として、評価されているからです。
あとがきコラム|素材を知ると、道具選びは失敗しない
臭いが付く、付かないは、
使い方の問題だけではありません。
素材の性質で、
ほぼ決まっています。
シリコンを選ぶということは、
「臭いと戦わない」選択でもあります。
道具選びに迷ったとき、
値段や見た目だけでなく、
素材に目を向けると、
失敗は確実に減ります。
一度知ってしまうと、
もう戻れませんが、
その分、暮らしは楽になります。


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