海上ではHello注意報発令中 / “Hello” Alert Issued at Sea

エッセイ・思索
FINEOXER 電解水生成装置 強電解水 装置

海の上ではときどき耳にする「Hello~注意報」。

子供の頃の私は真剣にこう思っていました。

『外に出ると突然、外人に話しかけられる可能性があるので注意してください』

…という意味だと。

平和ですね、日本。


⚓ 諦めかけた100万円マシンの復活劇

今回の主役はこの白い箱。

強電解水生成装置「FINEOXER」

医療用レベルの三層構造の電解膜を使用しており、
もともとは病院や介護施設などで使われるような非常に高価な機械です。

実勢価格はなんと100万円超。
もしメーカー修理ならウン十万円コース。

ところが――

救世主、現る。

その損失を救ってくれたのは、釣友であり電気回路の魔術師こと Y氏

彼は半導体製造装置の内部、さらにその制御機械を修理するという
一般人には理解不能な世界に住む人間です。

中を開けて数分、部品をちょいと確認。

「あー、これなら直ると思いますよ」

――復活。

強電解水がゴボゴボと生成され、ランプが点灯し、生き返った装置は再び働き始めました。

技術ってすごい。
人ってすごい。


⚓ 電解水とは?なぜ医療用なのか?

強電解水は、普通の水と塩を電気分解して作られる特殊な水です。
医療現場では「次亜塩素酸水」として使われることが多く、

  • 高い殺菌力
  • 残留性が低い
  • 環境負荷が少ない
  • 薬剤耐性菌にも効果がある
  • 腐食や刺激が少ない(用途による)

という特徴があり、食品工場・手術室・福祉施設などで使われています。

この装置は三層の電解膜を通すことで、「酸性水」「中性水」「アルカリ水」を分離生成できる高性能タイプ

つまり――普通の家庭用レベルとは別次元です。


⚓ そして釣り人は気づいてしまった。

「これ…釣りにも使えるぞ?」

本来は医療用途。
でも釣り人の眼はごまかせません。

強電解水は、

  • 魚のスリム化(血抜き・臭いの低減)
  • 道具の殺菌洗浄
  • クーラーボックスの消臭
  • 内臓処理後の衛生管理
  • 船上で手が生臭くならない

などなど、とにかく万能。

もはやこれ、釣り人の最終兵器では?


⚓ そのとき感じたこと(あとがき)

高価な機材よりも、それを直してくれる「人の知恵」の方が尊いのかもしれません。

モノの価値って、金額じゃなくて「使えるようになること」なのだと実感しました。


📎 コラム(Column)

※English note: “Electrolyzed strong acidic water” (SAEW) is widely used for disinfection in hospitals, food industries, and research laboratories. Recently, hobby industries such as fishing have discovered its potential.

◆釣り × 強電解水:最強コンビ説

強電解水の最大のメリットは「安全性と殺菌力の両立」。
薬品を使わず、残留性も少ないため、魚へのダメージが少ないまま雑菌を抑えられます。

特に効果が大きいのは:

  • 魚の臭いを極端に抑えられる
  • 血抜き効果が高く、刺身が長持ち
  • 氷締め水に少量混ぜるだけで雑菌増殖を抑制
  • 船上での衛生管理が向上
  • 釣行後の道具を一気に除菌・脱臭

一度これを使うと、普通の真水に戻れなくなります。

そしてこう思うのです。

「病院で使ってる水を持って釣りに行く時代か」と。


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