暖房の風が喉を壊している|湿度を上げても治らない理由

Heater Airflow Can Damage Your Throat at Night

「湿度は足りているはずなのに、朝になると喉が痛い」
こういう人は、かなり多いです。

そして話を聞いていくと、ほぼ必ず共通点があります。
寝ている間、暖房の風がどこかで体や顔に当たっている

実はこれ、冬の喉トラブルではかなり典型的なパターンです。

結論:喉を壊すのは「乾いた空気」より「動いている空気」

多くの人は、乾燥=湿度の問題だと思っています。
ですが、喉にとって本当に厄介なのは、水分を奪い続ける“風”です。

たとえ湿度が40〜50%あっても、
暖房の風が断続的に当たれば、喉の表面は常に乾かされます。

これは、洗濯物に扇風機を当てると早く乾くのと同じ理屈です。

なぜ暖房の風は、就寝中の喉に効いてしまうのか

① 暖房の風は「乾燥促進装置」

エアコンやファンヒーターは、
空気を温めながら循環させます。

このとき、喉や鼻の粘膜にある水分は、
じわじわ、しかし確実に奪われていきます

② 寝ている間は、逃げ場がない

起きていれば、寒ければ位置を変えます。
でも寝ている間は、風向きが悪くても気づかない

その結果、数時間にわたって、
同じ方向から風を受け続けることになります。

③ 口呼吸と組み合わさると、ダメージが跳ね上がる

ここで前の記事の話とつながります。
もし口が開いていれば、乾燥した風がそのまま喉へ直撃します。

よくある誤解:「部屋全体が暖かい=安全」ではない

部屋の温度計が20℃を示している。
それでも、喉がやられることはあります。

なぜなら、問題は温度ではなく、風の通り道だからです。

ベッドの位置、エアコンの風向き、
これだけで、同じ部屋でも体感とダメージは大きく変わります。

現実的な対策:まずは「風を切る」

① 風が顔に当たらない向きにする

エアコンの風向きは、
顔より上、できれば天井沿いに流します。

② ベッドの位置を「風下」から外す

暖房の正面や、風の直線上にベッドがある場合、
喉トラブルが起きやすくなります。

③ 寝る直前で暖房を弱める

寝付くまで暖めて、
その後は出力を落とす。
これだけでも、夜間の乾燥はかなり減ります。

ここまでの整理として

冬の喉トラブルは、
・湿度
・口呼吸
・暖房の風
この三つが重なって起きています。

それぞれをバラバラに対処すると、
「湿度を上げても治らない」状態に陥ります。

全体の仕組みを整理して確認したい方は、
冬の乾燥が体調を崩す本当の理由|喉・肌・鼻に起きていること にまとめています。

季節ごとの体調不良を、 家の環境という視点でまとめて整理しています。

→ 体調不良の原因は季節ではなく「家の環境」にある

あとがきコラム:静かな風ほど、体は気づかない

暖房の風って、うるさくありません。
だから余計に、危険に気づきにくい。

でも、静かに、長時間当たり続けるものほど、
体には効いてきます。

喉が痛い朝が続くなら、
「湿度を足す」前に、風を疑ってみる
それだけで、冬の朝はかなり変わります。

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