桜の季節も近づいてきたので、碾茶(てんちゃ)から抹茶を挽いてみました。
茶臼の目立ては自分で行い、静かな時間を楽しみます。
若い芽の香りがふわりと立ち上り、心が癒されます。
臼を無心に回していると、鮮やかな緑が少しずつ現れ、
その過程がまるで**侘び茶(わびちゃ)**の精神を体現しているように思えます。
中世の侘茶の時代には、大名たちの間で「名物」と称される茶道具が珍重されました。
茶碗、茶入れ、釜などは名物として伝わっていますが、
不思議なことに、茶臼の名物というのはあまり聞きません。
記録によると、豊臣秀吉が愛用した「松風(まつかぜ)」という茶臼があったそうです。
この茶臼には、桐と菊の紋が金で装飾されており桃山文化の匂いがしてきます。
そうした歴史に思いを馳せながら臼を回すと、
まるで当時の空気を感じるようで、なんとも贅沢な時間です。



The aroma of young tea leaves and the slow rhythm of the mill connect us to the spirit of wabi-cha.
A mindful ritual bridging past and present.
🍵 抹茶と茶臼の豆知識:
・碾茶(てんちゃ)を石臼で挽くと、粒子は約10ミクロン以下の微粉末に。
・1時間にわずか30gほどしか挽けず、静けさの中に集中が生まれる。
・侘び茶の成立期(室町末期〜安土桃山時代)には、茶臼も茶人の重要な道具だった。
・秀吉の愛用した「松風」のように、金の装飾が施された茶臼も存在した。
・碾茶(てんちゃ)を石臼で挽くと、粒子は約10ミクロン以下の微粉末に。
・1時間にわずか30gほどしか挽けず、静けさの中に集中が生まれる。
・侘び茶の成立期(室町末期〜安土桃山時代)には、茶臼も茶人の重要な道具だった。
・秀吉の愛用した「松風」のように、金の装飾が施された茶臼も存在した。


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