視力が良いのに、パソコン作業をすると近くも遠くも見えなくなる理由Why Good Eyes Suddenly Go Blurry After PC Work

Why Good Eyes Suddenly Go Blurry After PC Work

私は、両目とも裸眼で視力2.0あります。
普段の生活では困ることはありません。

ところが、パソコン作業を続けていると、
・近くが見えにくい
・遠くもぼやける
という状態になります。

数時間休むと元に戻り、
特に朝は非常によく見えています。

「視力が良いのに、なぜこんなことが起きるのか」
同じように気になっている方は、実はかなり多いはずです。


結論|それは「目が悪くなった」のではありません

結論から言うと、これは病気や視力低下ではない可能性が高いです。

起きているのは、
目のピント調節を担う筋肉が、一時的に固まっている状態です。

いわば、
目の「筋肉疲労」のようなものです。


目は「レンズ」ではなく「筋肉」でピントを合わせている

目の中には毛様体筋(もうようたいきん)という筋肉があります。

  • 近くを見るとき → 毛様体筋は緊張
  • 遠くを見るとき → 毛様体筋は弛緩

この切り替えを、私たちは無意識に行っています。

ところが、パソコン作業では

  • 同じ距離
  • 同じ角度
  • 同じ姿勢
  • 長時間

という条件が続きます。

その結果、毛様体筋が
「近くを見る状態のまま固着」してしまうのです。


なぜ「近くも遠くも」見えなくなるのか

毛様体筋が固まると、

  • 近く → 微調整が効かずピントが合わない
  • 遠く → 切り替えができずボヤける

という、少し不思議な状態になります。

これが、
「どこを見ても見えにくい」感覚の正体です。


朝はよく見える理由

朝に視力が回復しているのは、とても重要なポイントです。

睡眠中は、

  • ピント調節をしない
  • 強い光刺激がない
  • 画面を見ない

このため、毛様体筋が
完全にリセットされます。

つまり、
目の性能自体は落ちていないという証拠でもあります。


実は「視力が良い人ほど起きやすい」

意外に思われるかもしれませんが、
この症状は視力が良い人ほど起きやすいです。

理由は単純で、

  • 多少ボヤけても作業を続けられる
  • 無理が効いてしまう
  • 限界まで目を使ってしまう

結果として、
調節機能を酷使しやすいのです。


危険なサインとの違い

今回のような症状であっても、
次の場合は眼科を受診してください

  • 片目だけ極端に見えない
  • 視野が欠ける
  • 光が歪んで見える
  • 頭痛や吐き気を伴う

これらは別の疾患の可能性があります。


現実的で効く対策

① 意識的に遠くを見る

20〜30分に一度、10〜20秒で構いません。
できれば屋外の遠景が理想です。

② 画面との距離を少し離す

近すぎる画面は、毛様体筋を固定しやすくします。

③ 画面を暗くしすぎない

暗い画面と明るい室内の差は、目に負担をかけます。

④ 目薬は「疲れ目用」で十分

ビタミンB12系などでOK。
血管収縮タイプの常用は避けましょう。


まとめ|「壊れた」のではなく「使いすぎ」

視力が良いのに、
パソコン作業後に見えなくなるのは、

目の性能が高い人が、限界まで使っているサインです。

壊れているのではありません。
一時的に調節が狂っているだけです。

少し使い方を意識するだけで、
多くの場合、自然に改善します。


(あとがき)
「視力がいいのに見えない」という感覚は、
案外、人に説明しづらいものです。

同じことで不安になっている方の
判断材料になれば幸いです。

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