Why Expensive Products Explain Less
高いのに、なぜ説明が少ないのか
高級時計、高級車、高級ホテル、高額なサービス。
それらを見ていると、ある共通点に気づきます。
値段が高くなるほど、説明が少ない。
安い商品ほど、
- 機能一覧がずらりと並び
- 他社比較があり
- コスパの良さが強調される
ところが高いものほど、
理由をあまり語らず、静かに置かれている。
結論:高いものは「納得」ではなく「選別」をしている
結論から言うと、
高いものほど、全員に理解される必要がない
という前提で売られています。
理由①:説明が増えるほど、疑いも増える
人は説明を受けると、
- 比較し始める
- 欠点を探す
- 論理的に反論しようとする
つまり説明とは、
「考えるスイッチ」を入れる行為
です。
高額商品が狙うのは、
考え込む客ではなく、すでに決めている客
だから説明を削ります。
理由②:高価格は「説明の代替」になる
心理学では、価格は品質の代理指標になります。
つまり、
高い=何か理由があるはず
と、無意識に補完される。
説明しなくても、
受け手の頭の中で理由が作られるのです。
理由③:「分かる人だけ来てほしい」
高級店や高額サービスは、
- 全員に売りたいわけではない
- 価格でふるいにかけたい
- 面倒な客を避けたい
という本音を持っています。
説明を省くことで、
質問が多い人
納得しないと動かない人
を自然に遠ざけます。
安いものほど説明が必要な理由
一方、価格が低い商品は、
- 違いが分かりにくい
- 信頼がまだない
- 選ばれる理由が弱い
だから、
言葉を尽くして、納得してもらう必要がある。
説明が減ると「世界観」が前に出る
高いものは、
- 機能
- スペック
- コスパ
ではなく、
空気感・佇まい・文脈
で選ばれます。
説明を削ることで、
「感じ取れる人だけが分かる」状態
が生まれます。
あとがき:説明が減るのは、信頼が前提になったとき
高いものほど説明しなくなるのは、
不親切だからではありません。
説明しなくても伝わる層に向けて、
静かに手渡しているから
です。
そしてこれは、
- 商売
- サービス
- 文章
- ブログ
すべてに共通します。
言葉を増やす段階と、
言葉を減らせる段階。
それは、価値が上がった証拠なのかもしれません。
この記事は、「なぜ商売はうまくいったり、うまくいかなかったりするのか」という視点から書いています。
考え方の全体像は、以下の記事で整理しています。


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