For Those Who Can’t Stop Cleaning Their Ears: Understanding Dry Earwax, Itching, and Practical Care
「耳かきは月に1回で十分」「毎日やるのはやりすぎ」
そんな話を聞いても、正直こう思ったことはありませんか。
「無理無理。やらないと気持ち悪いし、我慢できない」
この記事は、そんな人のためのものです。
耳かきを否定しません。私もそうなので絶対無理です。!!!
精神論も言いません。
医療的に「なぜそうなるのか」と「どう付き合えばいいか」を、現実ベースで説明します。
結論|あなたが毎日耳かきしてしまうのは「体質」です
毎日耳かきをしてしまう人の多くは、意思が弱いわけでも、不潔なわけでもありません。
ほとんどの場合、原因は次の組み合わせです。
- 乾燥型耳垢(カサカサ耳くそ)
- 外耳道湿疹(軽度・慢性)
- 神経の過敏さ
つまりこれは、性格ではなく「体の仕様」です。
乾燥耳くそ体質とは何か
耳垢には大きく分けて2種類あります。
- 湿性耳垢(ベタベタするタイプ)
- 乾燥耳垢(粉状・薄片状・白っぽいタイプ)
乾燥耳くそ体質の人は、耳の中が乾きやすく、皮膚が薄く、神経が過敏です。
そのため、
- 少しの刺激でも強烈にかゆい
- 耳かきすると一瞬スッとする
- 数時間〜翌日にはまたかゆい
という状態が起こります。
なぜ耳かきをするほど耳垢が増えるのか
ここが一番の誤解ポイントです。
耳垢は「汚れ」ではありません。
本来は、外耳道の皮膚を守るためのバリアです。
しかし、耳かきを頻繁にすると――
- 耳の皮膚が削れる
- 体が「守らなきゃ」と反応する
- 皮膚の剥がれが増える
- 結果として耳垢が大量に出る
つまり、
「耳かき → 耳垢が増える → さらに耳かき」
という悪循環が完成します。
2日やらなかったら大量に出るのは、汚れではなく皮膚の防御反応です。
耳かきすると「気持ちいい」の正体
外耳道の皮膚は、かゆみと痛みを感じる神経が非常に密集しています。
耳かきで刺激すると、かゆみの信号が一時的に上書きされます。
だから、
「スッとする」「気持ちいい」
と感じます。
ただし、これは治ったわけではありません。
「耳かきをやめろ」は現実的ではない
耳鼻科ではよく「耳かきは月1回まで」と言われます。
理屈としては正しいですが、乾燥耳くそ体質の人には現実的ではありません。
そこで必要なのは、
「やめる」ではなく「やり方を変える」
という発想です。
現実的な対策|耳かきを前提にした付き合い方
① 奥まで入れない
耳かきは入口から1cm以内まで。
見える範囲だけにします。
② 回数を減らす(毎日 → 2〜3日に1回)
最初はつらいですが、1〜2週間でかゆみのピークが下がる人が多いです。
③ 耳を保湿する(最重要)
乾燥耳くそ体質の人は、耳の保湿が決定的に足りていません。
- 白色ワセリン
- ベビーオイル
- 耳用保湿剤
綿棒に米粒の半分程度を取り、入口だけに薄く塗ります。
④ かゆい時の代替行動
- ドライヤーの冷風を一瞬
- 耳を軽く引っ張る
- 耳を温める
「掻かない」は無理でも、「削らない」方向へ持っていきます。
鼻炎・アレルギー・耳のかゆみはつながっている
ハウスダスト、アレルギー性鼻炎、耳のかゆみ。
これらはすべて同じ粘膜・皮膚系の過敏反応です。
体が弱いのではなく、反応が鋭いだけです。
耳鼻科を受診した方がいいケース
- 耳だれが出る
- 痛みや腫れがある
- 片側だけ極端にひどい
多くは外耳道湿疹で、薬で一気に楽になることもあります。
あとがき|耳かきがやめられないあなたへ
耳かきをやめられないあなたは、だらしないわけでも、異常でもありません。
体質的にそうなりやすいだけです。
削りすぎない。乾かしすぎない。
それだけで、耳のかゆみストレスはかなり減ります。
「我慢しないケア」を選びましょう。
耳かきをすると一瞬スッとするのに、なぜすぐまた痒くなってしまうのか。 その「やめられなくなる仕組み」を、行動の流れとして整理した記事があります。

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