昼から山で一人林業をしていたら、近くの茂みで何やら動く影が。
チェーンソーを止めて目をこらすと、そこにいたのは――ヤマドリの雄でした。
山奥に棲むこの鳥は、そうそう見られるものではありません。
雉(キジ)に似ていますが、全体的に茶色がかっていて、
羽には光沢のある赤銅色が混じり、落ち葉に溶け込むような渋い美しさがあります。
最初は「これは貴重だ!」と興奮し、思わずカメラを構えました。
食べれば絶品と聞くし、ほんの一瞬“捕まえてやろうか”という悪い冗談も頭をよぎりましたが、
近くで見るその姿に妙な可愛さを感じて、すぐに気持ちは静まりました。
ところが――このヤマドリ、逃げないどころかこちらに近づいてくる。
私が歩くと、同じ方向に並行して付いてくるではありませんか。
これはどうやら近くに巣があるようで、縄張りを守るために私を警戒していたのです。
しばらく作業を続けていたら、いきなり羽音と共に背中にドンッ!
そう、思い切りキックを食らいました(笑)。
一瞬「キビ団子をくれる桃太郎と間違えたのか?」と思ったほど。
自然の中で生きる彼らの警戒心と勇気には、ただ脱帽です。



Deep in the mountains, a rare male copper pheasant appeared fearlessly.
It came close — and even kicked me, likely defending its hidden nest.
🪶 ヤマドリとは:
・日本固有種で、主に本州の山林に生息。キジの仲間ですが、より山奥を好みます。
・体全体が茶褐色で、羽根に赤銅色の光沢があるのが特徴。
・繁殖期は春。巣の近くでは非常に警戒心が強く、近づくと威嚇してくることも。
・国の天然記念物に指定されており、捕獲は禁止されています。
山鳥に出会えるのは、自然がそっと見せてくれる奇跡のような瞬間です。
・日本固有種で、主に本州の山林に生息。キジの仲間ですが、より山奥を好みます。
・体全体が茶褐色で、羽根に赤銅色の光沢があるのが特徴。
・繁殖期は春。巣の近くでは非常に警戒心が強く、近づくと威嚇してくることも。
・国の天然記念物に指定されており、捕獲は禁止されています。
山鳥に出会えるのは、自然がそっと見せてくれる奇跡のような瞬間です。


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