なぜ安い店ほど疲れるのか|買い物のあとに残る、あの違和感

生活の知恵

Why cheap stores leave us more exhausted than satisfied

安いはずなのに、
買い物が終わると、なんとなく疲れている。
特に何か重い物を買ったわけでもないのに、
なぜか気力を使い切った感じが残る。

ドラッグストア、ディスカウント店、業務スーパー、ドン・キホーテ。
「得をしたはずなのに、楽しくなかった」
そんな経験をした人は、少なくないのでないでしょうか。

今回は、
なぜ安い店ほど疲れるのか
その理由を、感覚に近い言葉で整理してみます。


疲れの正体は「身体」ではなく「頭」にある

買い物の疲れというと、
歩いた距離や重さを想像しがちですが、
実際に消耗しているのは、です。

安い店では、入店した瞬間から、
次の判断を次々に迫られます。

  • どれが一番安いか
  • 量と値段、どちらが得か
  • これは必要か、我慢するか

こうした小さな判断が、
積み重なっていきます。


理由①「選択肢が多すぎる」と、人は疲れる

安い店ほど、選択肢が多い傾向があります。

・サイズ違い
・メーカー違い
・似た商品が横並び

一見、親切に思えますが、
選択肢が増えるほど、
判断コストは跳ね上がります。

以前書いた「人はなぜ衝動買いをしてしまうのか」でも触れましたが、
人は判断を重ねるほど、
後半で判断力が落ちていきます。


理由②「得をしなきゃ」という緊張が続く

安い店にいる間、
多くの人は無意識にこう思っているんじゃないでしょうか。
私の場合にはそうです。

「損をしたくない」

・もっと安いのがあるかも
・今買わないと後悔するかも
・選び方を間違えたら損かも

この緊張状態は、
短時間でも、かなり消耗します。

買い物中ずっと、
軽い戦闘状態にいるようなものです。


理由③「店内が落ち着かないように作られている」

安い店の多くは、
あえて整然としすぎない作りになっています。

・通路が狭い
・商品が多い
・色や文字が多い

これは、
長く考えさせないためでもあります。

立ち止まって比較するより、
勢いで選んでもらう方が、
店にとって都合がいい。
まぁーよくできているものですよ。笑

結果として、
人は落ち着かないまま買い物を続け、
疲れが溜まっていきます。


理由④「安さ」と引き換えに、安心が削られている

安い店では、
価格は明確ですが、
それ以外の部分が削られています。

  • 分かりやすさ
  • 余白
  • 選ばなくていい安心

これらは目に見えませんが、
あると楽で、無いと疲れる要素です。

つまり、
安さと引き換えに、
心の余裕を少しずつ使っている。


安い店で疲れにくくする、ひとつの視点

安い店を避ける必要はありません。
でも行くでしょう。普通。笑

ただ、こう決めておくと楽になります。

「今日はこれだけを買う! これしか買わん。」

目的を決めずに入ると、
選択と比較に巻き込まれます。

以前書いた「レジ前商品の正体」
「まとめ買いで安心する理由」ともつながりますが、
主導権を持っているかどうかで、疲れ方は大きく変わります。


あとがきコラム|疲れは「損したサイン」ではない

安い店で疲れたからといって、
損をしたわけではありません。

ただ、
たくさん判断をした
それだけの話です。

その疲れに気づけるようになると、
次の買い物で、
選び方が少し変わってきます。

安さを取る日。
楽さを取る日。
その使い分けができるようになると、
買い物は、ぐっと楽になるのではないでしょうか。

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