エアコン内部はなぜカビの温床になるのか|業者が掃除を嫌がる本当の理由

生活の知恵

Why Air Conditioner Interiors Become a Breeding Ground for Mold — and Why Cleaners Hesitate

【結論】エアコン内部は「掃除しても安全とは言えない構造」になっていく

エアコンを使っていると、
どこかカビ臭い風が出てくることがあります。

定期的に業者クリーニングを頼んでいる人ほど、
「それでも完全には防げない」ことに、薄々気づいているかもしれません。

結論から言うと、エアコン内部は

年数が経つほど、掃除そのものがリスクになる構造

へと変わっていきます。


実際にあった話|業者がクリーニングを嫌がり始めた

我が家では、エアコンを購入してから

  • 2年に一度、業者によるエアコンクリーニング

を続けていました。

ところが、年数が経つにつれ、

業者の反応が明らかに変わってきた

のです。

「壊れても保証できません」
「古くなっているので責任が取れません」

そんな前置きが増え、
次第に作業そのものを嫌がるような雰囲気になりました。


4年掃除しなかった結果、見えたもの

その後、4年ほど掃除をしていなかったある日、
ふとエアコンの吹き出し口を覗いたところ、

目で見て分かる黒カビ

が確認できました。

嫌な予感がして、
恐る恐る内部を開けてみると――

正直、かなり衝撃的な状態

でした。

見えていた黒カビは、
ほんの一部に過ぎなかった

のです。


なぜ業者は「古いエアコン」を嫌がるのか

① 樹脂パーツが劣化している

エアコン内部は、

  • 樹脂
  • 薄い金属

でできています。

長年の

  • 湿気
  • 洗浄

によって、

非常にもろくなっていきます。

② 分解=破損リスクが跳ね上がる

プロの業者でも、

古いエアコンを分解すれば壊れる可能性

があります。

だからこそ、

「保証できない」という言葉が出てくるのです。

③ 奥のカビは「完全除去できない」

どれだけ丁寧に洗っても、

  • 熱交換器の奥
  • 送風ファンの溝

に定着したカビは、

完全には取り切れません。


図で見ると、エアコン内部はこうなっている

室内空気(ホコリ・皮脂・湿気)
↓
エアコン内部
  ・結露(水)
  ・栄養(ホコリ)
  ・適温
  ・複雑な構造
↓
カビ定着・増殖

見える黒カビは「かなり進行したサイン」

吹き出し口に黒カビが見えた時点で、

内部ではすでに相当進んでいる

と考えた方が現実的です。

この段階になると、

  • 掃除しても臭いが戻る
  • 体調への影響が出始める

こともあります。
掃除で戻らない状態は「構造的な限界」

黒カビが見える段階では、
すでに内部の奥まで進行している可能性があります。

この状態では、
完全除去を目指すより、次の判断を考える段階
に入っていると考える方が現実的です。


現実的な対策は「完全除去」ではない

目指すべきは「増やさない運用」

  • 冷房後は送風運転で乾燥
  • 湿度を上げすぎない
  • フィルターはこまめに掃除

そして、

一定年数での買い替えも選択肢

として考える必要があります。


あとがきコラム|エアコンは「汚れる前提」で使う家電

エアコン内部のカビは、

掃除をサボった罰

ではありません。

使えば必ず、

水・ホコリ・温度が集まる構造

だからです。

だからこそ、

  • 完璧にきれいにしようとしない
  • 増殖スピードを落とす

この考え方が、いちばん現実的です。

もし吹き出し口に黒カビが見えたら、
それは

「そろそろ限界かもしれない」という合図

なのだと思います。


この記事は、エアコン全体の判断を整理したハブ記事の一部です。
エアコンで損しないための全知識|買う前・使い方・寿命判断を一気に整理

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