停電・災害時、冷凍はどうなる?「開けない」が正解とは限らない現実

What Happens to Frozen Food During a Power Outage? Practical Decisions That Matter

結論から言うと、停電時に一番ダメージを受けやすいのは「冷凍」です。
そして、その被害は事前の考え方で大きく変わります。

冷蔵庫・冷凍庫・スーパーフリーザーを使ってきた立場から、
停電時に何が起き、どう判断すべきかを整理します。


停電は「ある日突然」やってくる

停電は、

  • 台風
  • 落雷
  • 地震
  • 工事トラブル

など、理由を選びません。

経験上、
数十分で復旧することもあれば、
数時間続くこともあります。

問題は、
その間、冷凍がどうなるかです。


停電時、真っ先に気になるのは「冷凍」

停電が起きた瞬間、
私が一番気になるのは、

  • 冷蔵庫の冷凍室
  • 冷凍食品用の冷凍庫
  • スーパーフリーザー

です。

理由は単純で、
冷蔵よりも冷凍の方が、失ったときのダメージが大きいからです。


「とにかく開けるな」は半分正解、半分間違い

停電時の定番アドバイスに、
「冷蔵庫や冷凍庫を開けない」というものがあります。

これは基本的には正しいです。

しかし、

  • どれくらい停電が続くか分からない
  • 冷凍の種類が混在している

こうした状況では、
何も考えずに閉じ続けるのは危険なこともあります。


冷凍は「温度帯」で考える必要がある

冷凍と一言で言っても、
保存温度は大きく違います。

  • 冷蔵庫冷凍室:−18℃前後
  • 冷凍食品用冷凍庫:−18℃前後(容量大)
  • スーパーフリーザー:−40〜−60℃

この違いが、
停電時の猶予時間を大きく左右します。


スーパーフリーザーは「時間を稼げる」

−60℃で保存している場合、
停電しても、すぐに危険な温度帯にはなりません。

経験上、

  • 短時間の停電
  • 庫内を開けない

この条件なら、
品質への影響はほぼありません。

ただし、
一度でも開けると状況は一変します。


停電中に考えるべき行動

① まず「開けない」

最初にやるべきことは、
むやみに開けないことです。

② 停電が長引きそうなら判断を切り替える

停電が数時間続きそうな場合、

  • クーラーボックスへの退避
  • 保冷剤の活用

を考えます。

③ 発電機があれば最強だが、現実的ではない

発電機は有効ですが、
一般家庭では現実的とは言えません。


「知らずにやりがち」な冷凍の落とし穴

再冷凍は万能ではない

一度解けたものを、
何事もなかったかのように再冷凍するのは危険です。

特に、

  • 生鮮食品
  • 解凍が進んだ魚・肉

は、
品質も安全性も落ちます。


解凍判断は「中心温度」で考える

表面が柔らかくなっていても、
中心が凍っていれば、
すぐ調理することで救えるケースもあります。

ただし、
匂いに違和感があれば迷わず処分です。


匂いは最終判断材料

冷凍が傷んだ場合、
匂いに異変が出ることが多いです。

私は臭いに敏感なので、
ここを最重要視しています。


【図解】停電時の冷凍判断イメージ

停電発生
   ↓
開けない
   ↓
短時間復旧 → そのままOK
------------------
長時間停電
   ↓
クーラーボックス退避
------------------
解凍進行
   ↓
即調理 or 廃棄

あとがき|冷凍は「思想」で守る

停電時、
冷凍を守れるかどうかは、
機材よりも考え方で決まります。

冷蔵庫1台にすべてを任せるのか、
冷凍を分業するのか。

事前に考えておくだけで、
停電時の焦りは大きく減ります。


冷蔵庫や冷凍庫の役割分担については、
こちらのハブ記事で整理しています。

→ 冷蔵庫の寿命は何年?突然止まる前に考える「本当の限界」と現実的な備え


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