大先輩に連れて行ってもらった骨董市場――業者会と呼ばれる場所に、味を占めた私は自分でも正式に参加できるように。私は古物商の免許を取ることにしました。
古物商の免許を取得するには、管轄警察署の「地域安全課」へ行き、『古物商の免許を取りたい』旨を伝えます。すると担当の方が申請書や必要書類の説明をとても丁寧にしてくれました。
警察署で感じた“意外すぎる優しさ”
警察へ行くというと、何となく根掘り葉掘り聞かれたり、犯罪者扱いされるような気持ちで身構えていました。しかし実際は真逆で、驚くほど親切に対応してくれました。
さらに驚いたのは、この免許ひとつで中古車の売買までできるという点。そんなに守備範囲が広いとは知りませんでした。

会社にバレないように“職業欄”をごまかした
申請書には職業を書く欄があります。当時サラリーマンだった私は、当然会社にバレたくありませんでした。
そこで、
「自営業」
と書き、自宅住所と携帯番号を連絡先に記入しました。
話によると、『自営業』『家事手伝い』などと書く人が非常に多いそうです。公務員の方でも副業で古物商をやっている人がいるとかいないとか……。
“行商する/しない” の落とし穴
申請書には「行商をするかどうか」を選ぶ欄があります。ここは必ず『する』にチェックする必要があります。
『しない』を選ぶと、自宅に売りに来る人を待つしかできず、市場などへの仕入れが不可になる――そんな話を聞きました。行商の許可は必須だと覚えています。
サラリーマンの裏の顔は“美術商”になった
そんなこんなで、私はサラリーマンの裏で “美術商” の看板を掲げることにしました。 許可を取っただけでは誰にもバレません。税金の処理は後述するとして、まずは市場に入るための最初のハードルを越えたのです。
あとがき / Author’s Note
古物商の免許は誰でも取れるのに、実は使いこなせる人が少ない資格です。行商許可ひとつで世界が広がり、扱えるジャンルも増えます。副業としての“選択肢”としては非常に面白い資格だと感じます。


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