先月、仕事で本当に久しぶりに沖縄へ行ってきた。前に来たのは、もう25年ほど前になる。
あの頃と同じ南の島の空気なのか、それともまったく別の街になっているのか。少し楽しみで、少し不安でもあった。
上空から眺める桜島と夕暮れの影
行きの機内からは、桜島が驚くほどよく見えた。噴煙の筋まで立体的で、写真で見る「活火山」という言葉が、そのまま窓の外にある感じだ。
上空からここまでリアルに見えることはなかなかない。思わず何枚もシャッターを切った。

Sakurajima volcano seen from above, quietly breathing beneath the clouds.
さらに印象に残ったのは、夕暮れどきの空。雲の向こうに、長く伸びる影が一本すっと走り、その先で夕焼けと溶け合っていた。
説明のつかない光景なのに、不思議と「これでいい」と思わせる静けさがあった。

A surreal evening sky with a single shadow stretching into the horizon.
歩いて見た那覇の「きれい」と「荒れ」の同居
那覇の街を歩いてまず驚いたのは、モノレールが当たり前の顔をして走っていること。駅前もきれいに整備され、高い建物も増えた。
一方で、大通りから一本入った路地は、舗装が傷んだまま放置されていたり、草が伸び放題だったりする場所も多い。

整った新しさと、手つかずのまま残る古さ。そのちぐはぐさが、なんとなく「沖縄らしいな」とも感じる。
バスやタクシーを使わず、ひたすら歩いて散歩してみたおかげで、そのコントラストがよく見えた。

Bright bougainvillea blooming under the deep blue Okinawan sky.
ただ、この日はとにかく暑かった。帽子なしで歩き回るのは無謀だったと、途中から本気で反省した。
変わる国際通りと、変わらない大衆食堂
久しぶりに国際通りものぞいてみたが、修学旅行生とアジア系観光客でごった返していて、ひと昔前の雰囲気とはだいぶ違う。
店も入れ替わり、観光地としての顔がよりはっきりしたように感じた。
そんな中で足が向いたのは、地元で有名な定食屋。
テーブルクロス、壁のメニュー、厨房の音。どこを切り取っても「観光地仕様」ではない日常の空気がある。

A classic local diner in Naha that feels unchanged over the years.

A hearty Okinawan set meal with soba, too much to finish.
値段は驚くほど良心的なのに、量は容赦がない。久しぶりに「本気で多いな」と思う定食に出会った。
夜は麻辣牛肉麺で締める
夕食は、地元で人気の中華屋へ。おすすめと書かれていた「麻辣牛肉麺」を頼んでみた。
スープはしっかり辛いのに、嫌な重さがなく、牛肉の旨味もしっかり。箸が止まらず、これはまた食べに来たい一杯だった。

Spicy and flavorful mala beef noodles that make you want a second visit.
こんなに近くなった沖縄
九州・福岡から片道6,000円前後で沖縄に飛べる時代になった。
25年前を思うと、距離感も、旅のハードルも、ずいぶん変わったものだ。
あとがき
街並みは変わり、人も増え、国際通りの空気も昔とは違う。けれど、歩いていると、時々ふと「変わっていない沖縄」が顔を出す。
路地裏の建物の影、ブーゲンビリアの色、汗だくで歩いた自分と、それを笑って受け止めてくれる空の青さ。
また仕事でも、遊びでも、ふらっと歩きに来たいと思わせてくれる場所だった。


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