船上バッテリーの危険な蛸足配線に終止符! / Goodbye to the Dangerous Octopus Wiring on My Boat

船外機・ボート整備
ボート用バッテリー改造工程①

ボートで電動リールを使い、魚探もつけ、ビルジポンプも回し……
気がつけば、たった1個のバッテリー端子にワニ口クリップが4つ5つ…

もはや配線というより スーパー蛸足地獄。

しかも、小さな端子に無理矢理クリップを噛ませているので、
いつ外れてもおかしくない。はっきり言って危険です。

「これはさすがにヤバいな」と思った私は、ついに本気で改良に挑みました。


⚓ バッテリー改造作戦スタート

今回使ったのは、車のバッテリー用・銅製極太ターミナル

ボート用バッテリー改造工程②

これにステンレスのボルトを固定して、各端子にクランプできるように改造。

純正より明らかに太く、ガッチリ締め込めるので、
圧着される感がまるで違います。

ボート用バッテリー改造工程③

配線はスッキリ、安全性も段違い。
クリップを噛ませるだけの時代は終わりました。


⚓ ただし、ここは要注意(めちゃ重要)

この手のカスタムは電極間ショートの危険と常に隣り合わせです。

銅ターミナル同士が触れたらアウト。
火花→過熱→最悪バッテリー爆発もありえます。

なので私は、

  • 極力電極が触れないよう逆向きに設置
  • 接続後は厚手のビニール袋や保護材で覆う
  • 配線やクリップは揺れでも外れないよう固定

最低限これくらいやっておかないと、

船がブンブク茶釜になるかもしれません。


⚓ 小さな船でバッテリーを扱う時のポイント

せっかくなので、読者のみなさまが「へぇ~!」となるような話をまとめました。

◆1:マリン用バッテリーが存在する理由

車用バッテリーは「一気に大電流→一気に充電」が得意ですが、
長時間低電流を取り続ける用途には向いていません。

つまり、魚探やリールやポンプを常時使うボートでは寿命が縮みます。

本来の理想は「ディープサイクル(船舶用)」バッテリー。
ただし重くて高いので、私のように工夫して車用を使っている人はわりと多いです。

◆2:狭い船内では通電部分は見える位置におけ

ショートした瞬間に手が届かない構造は最悪です。
万が一火が出たら、逃げ場なし。海の上での火災は笑い事ではありません。

◆3:塩害=最大の敵

金属ターミナルに塩が付くと、すぐ腐食し発熱リスクが上がります。
配線後は必ずシリコンスプレーかグリスで防錆処理

これだけで寿命は大きく変わります。


📎 コラム(Column)

※English note: Small fishing boats are often powered by a single battery. A reliable distribution system is essential for both safety and equipment performance.

◆バッテリー管理は安全装備そのもの

バッテリーのトラブルは「釣りの中断」では済みません。

  • ビルジポンプが止まる → 船が沈むリスク
  • 魚探が落ちる → 座礁しやすくなる
  • 火災 → 最悪は全焼、漂流

つまり――

「バッテリーは単なる電源ではなく、命を守る装置でもある」

これを意識しているかどうかで、安全マージンが劇的に変わります。

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