🌿 自然の不思議 — The Mystery of Nature

自然の観察

🌳 自然の不思議 — 泡を吹く木の正体とは?

自然の不思議。

雨の今朝、仕事前に用事で山に寄ったときのことです。
ふと周囲を見回すと、杉や檜の根元あたりから、いくつもの木が――まるで息をしているかのように、白い泡をブクブクと吹いていました。

なんで???

まわりに洗剤のようなものをかけているわけでもないし。
見渡すと、あちこちの樹木の根元が同じように泡立っています。


🧪 いくつかの仮説

こうした現象、実は「幹流(かんりゅう/stem flow)」という自然現象が関係しているのではないか、と考えられています。

雨が降ると、木の表面を伝った水が根元に集中して流れ込みます。
このとき、幹や樹皮に付着していた花粉・樹脂・微生物・有機物・ほこりなどが一緒に溶け出し、
雨の勢いと空気の混ざりで天然の泡立ち現象を起こすことがあるそうです。

いわば、森の「泡風呂」。
泡の正体は、自然が作り出す“微生物入りの石けん”のようなものかもしれません。

また別の説では、木の呼吸作用や発酵的なガス排出によって樹液がわずかに発泡することもあるとか。
特に杉や檜などの針葉樹は、幹の樹脂成分が多いため、界面活性効果(泡を保つ働き)が強いのだそうです。


🌧️ 自然はいつも少しだけ謎めいている

原因を完全に断定することはできません。
でも、こうした現象を前にすると、
「自然の中では、何も“ただ起きているだけ”のことはないんだな」と思わされます。

木が泡を吹く雨の日。
それは、森の呼吸が少し可視化された瞬間なのかもしれません。

今日の山はしっとりと静かで、
木々がそっと語りかけてくるような朝でした。

杉の根元から泡を吹く木 / Tree foaming at its base after rain
The Mystery of Foaming Trees
After the rain, many cedar trees began bubbling from their roots.
A mix of rainwater, microbes, and natural resins—nature’s quiet chemistry at work.
🌿 森の中の“見えない化学”:
木々は雨をただ受けるのではなく、取り込み、濾過し、そして呼吸しています。
幹流はその一部であり、雨が森を巡る小さな循環の証。
泡の一粒にも、自然の営みと見えない生命の息づかいが潜んでいます。

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