罠に掛かった猪を仕留めるための道具を点検しました。
今回使う主力は、室町時代の刃渡り約40cmの槍(やり)です。
鑑定の師匠によると、関東・八王子あたりの下原鍛冶の作と見られるそうです。
室町末期の特徴を残し、随分と研ぎ減っているとはいえ、造形や火造りの技術は今見ても息を呑むほどの美しさがあります。
研ぎ減っているため美術的価値はほとんど残っていませんが、切れ味は驚くほど鋭く、髭が剃れるほど——まるで床屋のカミソリのようです。
もしかすると、北条・武田あたりの兵が使っていたのかもしれません。昔の職人の製鉄技術には、ただただ感服するばかりです。
予備には美濃伝・**大澤兼久(おおさわ かねひさ)**の打刀を携えます。
錆による僅かな朽ち込みはあるものの、私が差込み研ぎ風の研磨をかけてあります。(実は日本刀の美術研ぎもできます。)
大澤兼久の刀も、切れ味は抜群です。
とはいえ、相手は生き物です。油断すればこちらがやられる。
一騎打ち――イノシシ、獲れるかな……? 🐗⚔️





Inspecting a 15th-century spear before heading into the woods.
A quiet duel between man, steel, and the wild boar.
⚙️ 鉄と仕事の価値:
古い鍛冶の道具には「使われてきた時間」が刻まれています。
それは単なる古道具ではなく、技術と魂の連続性。
狩猟の現場でその道具を手にする瞬間、過去の職人と今の自分が静かに繋がるのを感じるのです。
古い鍛冶の道具には「使われてきた時間」が刻まれています。
それは単なる古道具ではなく、技術と魂の連続性。
狩猟の現場でその道具を手にする瞬間、過去の職人と今の自分が静かに繋がるのを感じるのです。


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